「まだ自分は若いし、大丈夫」——その余裕がある今こそ、準備の黄金期です。
結論からお伝えします。60代の方が、将来の体力低下や認知症リスクに備えて、今のうちに郵便局(ゆうちょ銀行)で済ませておくべき手続きは以下の5点です。
- 現存調査(今ある貯金の洗い出し)
- 「利用代理人」の設定
- キャッシュカードの作成
- 暗証番号の再確認(忘失の防止)
- ATM払い戻し限度額の変更(防犯対策)
これらを放置したまま70代・80代を迎えると、いざという時に家族がお金を引き出せず、「経済的二次被害」に遭うリスクが急増します。
なぜ、60代のうちにやるべきなのか?(理由)
理由は、ゆうちょ銀行の手続きが持つ「厳格さ」にあります。
- 本人の意思能力: 認知症などで判断能力が低下すると、家族であっても生活費や医療費を引き出すのが非常に困難になります。
- フットワークの軽さ: 代理人設定などは窓口での手続きが必要です。足腰が丈夫で、説明もしっかり理解できる60代のうちに済ませるのが最も効率的です。
- デジタル・防犯への適応: 暗証番号やカードの管理など、新しいルールに慣れておくなら今が最適なタイミングです。
具体的に何をすればいい?(具体例)
① 現存調査
本人も忘れてしまっているような貯金はありませんか?
念のため、このタイミングで調査をしておきましょう!
必要なものはマイナンバーカードのような本人確認書類と印鑑だけです!無料です。
② 「利用代理人」の設定(★最優先)
本人が窓口に行けなくなった場合に備え、あらかじめ信頼できる家族を「代理人」として登録する制度です。60代なら、お子さんとランチがてら郵便局へ寄り、サクッと手続きを済ませるのがスマートです。
③ キャッシュカードの作成
通帳派の方も、必ずカードを作っておきましょう。急な入院時、家族が24時間コンビニでお金をおろせる環境があるだけで、家族の負担は激減します。
④ 暗証番号の再確認
暗証番号がわからなくなってしまう高齢者は多いです。「いつも同じ番号だから大丈夫」と思っていても、正確な番号を確認しておきましょう。
⑤ ATM払い戻し限度額の変更
60代はまだ現役に近い感覚がありますが、詐欺の手口は年々巧妙化しています。
- 普段は「10万円」程度に設定: 万が一の被害を最小限に。
- 必要時のみ窓口で上げる: この守りの姿勢が、大切な退職金や老後資金を守ります。
まとめ
「元気なうちに整える」ことは、自分への安心だけでなく、子供世代への最高のギフトです。
60代での準備は、決して「老い」への準備ではなく、「これからの人生を自由に楽しむための整理」です。今のうちにこの5点を済ませておけば、将来のお金の不安を大幅に減らすことができます。
- 60代の皆様へ: 「もしも」の時に家族を困らせないよう、通帳の整理をスタートしましょう。
- 子供世代へ: 「親が60代の今のうちに、一緒に郵便局の整理をしよう」と声をかけてみてください。
今度の休日、通帳と身分証を持って、近くの郵便局へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
